【corin11掲載】corinを支える人々07「ゼロからはじめる康生大冒険!」
ニートルズ、という一風変わった愛称で呼ばれる男性が、康生エリアに現れるようになったのは、ちょうど1年程前のこと。岡崎で育ちながら、特に岡崎や街に興味を持たずに過ごしてきた彼が、今やこんなにも康生という街に熱中するのは、なぜなのだろう。
「最初のきっかけは、一回目の岡崎座談会に参加したことです。岡崎の歴史、オカザえもんなど、いわゆる『地元愛』に溢れる人たちの集まりで、そういうジャンルにまったく興味を持たなかった自分にとっては、新鮮な経験でした。地元愛、郷土愛。みんながこれだけ熱くなれるって事は、何かあるなと。でも、本当にのめり込んだのは、座談会参加メンバーと一緒に、一隆堂喫茶室へ行った時でしたね。ちょうどインド映画の上映会をやっていて。それまでの僕にとって、お店というのは「買い物をする場所」という認識しかなかった。だから、こんなお店の使い方があるのかって衝撃を受けました!仲間が出来る、情報を得られる、店長と仲良くなれは一緒にイベントだってやれる。ものすごい可能性を感じたんです。まさに、この街に対する価値観が、ガラリと変わった瞬間でした。」
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ニートルズさんのお気に入りのご飯処、春亭さんにて。昔から食べる事が大好きだという彼は、フォロワーさん達の間でも鉄の胃袋を持つことで有名。こりんちゃんが冗談で命名した「ブラックホール」という形容詞もすっかり定着してしまった。彼が発信する康生のご飯やさん情報は人気が高く、康生グルメの情報源の一つとなっている。 |
ニートルズさんにとっての康生は、まさに冒険のフィールド。知らない場所へ出向いては、新しい体験をし、そこでしか得られない情報を頼りに、次の新天地に赴く。さながら『未知』への探検である。
「康生という街は、実はとても奥が深いです。人の営みの積み重ねの上に街が成り立っている。ファッショナブルで作りこまれた人工的な綺麗さではなく、人が暮らしてきた複雑さや温かみを感じます。それはとてもノスタルジックで詩的な感性を掻き立てます。ネット世代の僕らにとって、人との距離が近いこの場所は、いい意味で異質。この魅力をみんなに知らせて、一緒に共有していきたいと思いました。」
そんな彼も、corin編集部と交流を持つ読者の一人。まちづくり岡崎の活動に共感し、康生という街の楽しさを広めるために、corinを様々な場所に設置・配布する形で、惜しみない協力をしてくれている。
前回からスタートした巻頭特集「康生エリアであそぼう」と連携して、まち遊びツアーも開催し、康生で遊んだ様子をcorin誌面にてレポートする企画も今号から始まった。
「僕は初め、地元の街には全く興味が持てませんでした。でもそれは、『知らなかった』からです。いざ知ってみると、桜一つとってもそこには植えた人と思いがある。家康公検定に初挑戦してみれば、教科書では学べない生きた歴史がザクザク出てくる。それに気が付いた瞬間、これまで通り過ぎてきた景色がガラリと違って見えました。知れば知るほど夢中になれる、康生はそんな街なんです。」
好奇心をスパイスに、新しい風景を探す日々。ゼロからはじめたニートルズさんの大冒険譚に、今後も期待したい。
☞ニートルズさん(Twitterネーム)
豊橋に生まれ、小学生から岡崎で育つ。何事もハマれば熱中する質で、小学校はゲーム、中学校では水泳部、高校は水球部と、何かに打ち込みながら育ったが、大学時代からは自分のアイデンティティとなりうる熱中できるモノを探して、音楽や温泉旅行、畑作りなど様々な分野に関心を持つ。現在はツイッターとまち遊びを関連付けた発信や地域に関する知的探求をライフワークに活動中。
ニートルズさんのTwitterはコチラから
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康生エリアであそぼう 連動企画
『岡崎ぶらり散歩』
誰でも気軽に参加できるので、これを機に康生に遊びに行こう♪
企画の詳細は、こちら「岡崎座談会(公式)ツイッター」から見てね!
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